2014年1月1日星期三

復調へもがく藤田、「このままシーズンを終えるのはさみしい」




2013年11月01日18時43分






試行錯誤の上、ショットに光明!この日2つ戻し49位タイ(撮影:福田文平)








<WGC-HSBCチャンピオンズ 2日目◇1日◇シャーシャン・インターナショナルGC(7,266ヤード・パー72)>

 初日3オーバーの64位タイと出遅れた藤田寛之は、この日3バーディ・1ボギーの“70”でスコアを2つ伸ばしトータル1オーバーの49位タイに浮上した。

【関連リンク】「WGC-HSBCチャンピオンズ」の2日目の結果はここから!

 INから出た藤田は13番でボギーが先行するも短いパー4の16番でバーディを奪い返して前半を終える。後半は2番パー5で3打目を2メートルにつけてバーディを奪うと、8番パー5でも3打目をベタピンにつけてバーディを奪取。「アンダーパーで回りたいと思っていたので、ノルマを達成できたかな」と安どの表情を浮かべた。

 球筋をフェードに戻そうと試行錯誤を続けているショットに、この日はわずかながら光が見えた。「後半は良かったけど、もっと安定してできるようにしたいし、まだ安心感はない」と自己評価は厳しかったが、この日は94.44%と高いパーオン率をマーク。後半はフェアウェイも1度しか外さないなど尻上がりに安定感を増した。

 それでも悩み深き男の満足度は低い。「今日はアンダーでしたけど、これが続いていけば次のステップに行ける。今は階段を上っている状態ではなくて、踊り場で上ろうかどうしようか迷っているところ」。ホールアウト後は日が傾くまで練習場でボールを打ち続け自分のスイングと向き合った。

 昨年の賞金王も今季は国内ツアーでも優勝争いは数えるほどしかなく、ランキングでも23位に甘んじている。だが、このまま終わるつもりはない。「これでシーズンを終わるのはさみしい。あと2、3回は優勝争いをしたい。すべての原因はショット。ショットが戻れば…」。44歳はもがきながら懸命の復調の道を探し続けている。

49位タイに踏みとどまった川村が気になるのは…




2013年11月01日19時06分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア1 D・ジョンソン -12
2 R・マキロイ -7
B・ワトソン -7
B・ウィークリー -7
5 E・エルス -6
G・カスタノ -6
トミー・フリートウッド -6
S・ガルシア -6
G・マクドウェル -6
I・ポールター -6


順位の続きを見る





耐え切って18ホールを完走!(撮影:福田文平)











<WGC-HSBCチャンピオンズ 2日目◇1日◇シャーシャン・インターナショナルGC(7,266ヤード・パー72)>

 「WGC-HSBCチャンピオンズ」の2日目。1オーバーの52位タイからスタートした川村昌弘は2バーディ・2ボギーの“72”でスコアを伸ばせずトータル1オーバー49位タイで2日目を終えた。

【関連リンク】「WGC-HSBCチャンピオンズ」の2日目の結果はここから!

 ショットとパットがかみ合わず好調ながら1オーバーで終えた初日から一転、この日は耐えて耐えてのパープレーだった。曲がるティショットの処理に苦しみスコアを伸ばせない展開で、2つのバーディの後いずれもボギーを叩くなど最後まで波に乗れずフィニッシュ。それでも「スコアを伸ばせる展開ではなかった。よく頑張ったパープレーだと思う」。一歩間違えば大叩きもあった状態ながら、「ロングパットの距離感が良くて、微妙なパットも決められた」とグリーン上でしのいでのパープレーを評価した。

 リーダーボードの上位を見渡せば12アンダー、7アンダーとビッグスコアが並ぶ。それでも、川村の自然体は変わらない。「スコアも出ているけど、でも僕はまだそれを見て何かを感じるほどじゃない。ボードを見る余裕もないし、1つでも上を目指していきたい」と淡々と自分のゴルフに集中していく構えだ。

 だが、そんなマイペースな20歳も1つだけ気になるのが明日のペアリング。同スコアに藤田寛之がいるため「藤田さんだといつもと変わらないので(笑)」と笑顔を浮かべつつ、「面白い人と回れたら嬉しいですね」とめったに回る機会のない海外選手とのペアリングを熱望した。誰と回るにせよ、大舞台で国際色豊かな面々と回ることは20歳の成長の糧となっていくことは間違いない。

<中間速報>D・ジョンソン、2日連続のバーディラッシュ!遼は3つ戻しハーフターン!




2013年11月02日14時40分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア1 D・ジョンソン -18
2 I・ポールター -15
3 G・マクドウェル -14
4 グラハム・デラート -12
R・マキロイ -12
J・ローズ -12
7 M・カイマー -10
B・ワトソン -10
B・ウィークリー -10
10 K・ブラッドリー -9


順位の続きを見る


<WGC-HSBCチャンピオンズ 3日目◇2日◇シャーシャン・インターナショナルGC(7,266ヤード・パー72)>

 中国で開催中の「WGC-HSBCチャンピオンズ」の3日目。2日目に10バーディを奪い単独首位に躍り出たダスティン・ジョンソン(米国)は、この日も前半6バーディ・ノーボギーと2日連続のバーディラッシュ、スコアを通算18アンダーまで伸ばし2位と5打差をつけ、前半を折り返した。

 そのジョンソンを5打差で追うのは昨年の覇者・イアン・ポールター(イングランド)。ホールターは7バーディ・ノーボギーとこちらもバーディを量産。7つ伸ばし通算13アンダーで単独2位に浮上した。

 続く通算10アンダー単独3位にはドイツのマーティン・カイマー。通算9アンダー4位タイにはグラハム・デラート(カナダ)、グレアム・マクドウェル(北アイルランド)、ブー・ウィークリー(米国)の3人がつける。

 初日、首位に立ったローリー・マキロイ(北アイルランド)は1つ伸ばし通算8アンダーにするも7位タイに後退した。

 一方、日本勢では川村昌弘が2つ伸ばし通算1アンダーで43位タイに浮上。藤田寛之は1つ戻し通算イーブンパーで49位タイとしている。また、2日目も巻き返せず9オーバーで終えた石川遼は3日目でやっと石川らしいゴルフが復活。前半3バーディ・ノーボギーの“33”で3つ戻し、通算6オーバーで折り返した。

<速報>D・ジョンソン、今季初勝利に王手!遼は4つ戻し、最終日へ




2013年11月02日17時12分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア1 D・ジョンソン -18
2 I・ポールター -15
3 G・マクドウェル -14
4 グラハム・デラート -12
R・マキロイ -12
J・ローズ -12
7 M・カイマー -10
B・ワトソン -10
B・ウィークリー -10
10 K・ブラッドリー -9


順位の続きを見る





2つのダブルボギーが悔やまれるD・ジョンソン(撮影:福田文平)









<WGC-HSBCチャンピオンズ 3日目◇2日◇シャーシャン・インターナショナルGC(7,266ヤード・パー72)>

 中国で開催中の「WGC-HSBCチャンピオンズ」の3日目。昨日バーディラッシュを炸裂させ単独首位に躍り出たダスティン・ジョンソン(米国)が6ストローク伸ばし単独首位を堅守した。

【関連ニュース】石川遼は4つ伸ばし70位に浮上、スイング復調へ道筋

 この日もジョンソンは前半からバーディを量産。1つ目のバーディを3番で奪うと続く5番から圧巻の5連続バーディを奪取。18アンダーまで伸ばし前半を折り返した。しかし後半は13番から4連続でバーディを奪取しながら10番と最終18番でダブルボギーを叩いてしまい結局パープレー。トータル10バーディ・2ダブルボギーの“63”でラウンド、通算18アンダーでホールアウトした。

 そのジョンソンを3打差で追うのは昨年の覇者イアン・ポールター(イングランド)。ポールターも昨日のジョンソンのようなバーディラッシュで9ストローク伸ばし通算15アンダーで単独2位に浮上した。続く単独3位には8ストローク伸ばしたグレアム・マクドウェル(北アイルランド)が通算14アンダーでつける。さらにローリー・マキロイ(北アイルランド)、グラハム・デラート(カナダ)、ジャスティン・ジョンソン(イングランド)の3人が通算12アンダーで並び4位タイとしている。

 一方の日本勢は藤田寛之がこの日4ストローク伸ばし通算3アンダーで33位タイに浮上。川村昌弘は2ストローク伸ばし通算1アンダー44位タイ。そして、石川遼も5バーディ・1ボギーの“68”で回り、4ストローク伸ばし通算5オーバー70位タイまで浮上させた。

【3日目の結果】
1位:ダスティン・ジョンソン(-18)
2位:イアン・ポールター(-15)
3位:グレアム・マクドウェル(-14)
4位T:ローリー・マキロイ(-12)
4位T:ジャスティン・ローズ(-12)
4位T:グラハム・デラート(-12)
7位T:バッバ・ワトソン(-10)
7位T:ブー・ウィークリー(-10)
7位T:マーティン・カイマー(-10)
10位T:セルヒオ・ガルシア(-9)他3名

33位T:藤田寛之(-3)他8名

44位T:川村昌弘(-1)他8名

70位T:石川遼(+5)他2名